歯周病について
歯周病は歯周ポケット内の細菌(汚れ)による歯の周囲の歯茎の感染症で、進行すると歯を支えている骨を溶かしてしまい歯が抜けてしまいます。
歯周病は静的な病気と言われ、一般的に痛みなどの症状が出にくい病気です。
一度歯周病により失った骨の再生は通常の処置では困難で、お痛みが出たり歯がぐらぐらしてきて来院なさっても手遅れ、、、ということも多く見うけられます。
歯を失う原因としてはむし歯よりも歯周病によるものの方が多く、40歳以上の方は特に注意が必要です(若年者に発症する歯周病もあります)。
歯茎から血が出る
口臭を指摘される
歯がぐらぐらする
以上のうちに一つでも当てはまる方は歯周病の可能性があります!
お早目の受診をお勧めします。
ではどうすればよいか???
歯周病は予防がとても重要です。
逆に定期的にクリーニングを行い、正しい方法で日頃の歯磨きを行っていれば怖い病気ではありません!
1、 歯磨き方法の指導
毎日の歯磨きが一番重要です!残念なことに正しい歯磨き方法をご理解いただいている方はあまり多くありません。当院ではしっかりとした歯磨き方法を皆様に伝授します!
2、 歯石のお掃除
溜まってしまった歯石はご自身では落とせません。特殊な器機にて簡単に歯石の除去が可能です。
3、 定期的な健診
もし歯周病にかかってしまっても早期発見早期治療により進行を抑えることができます!
4、 歯周再生治療(一部保険外)
歯周病が進行してしまっても、特殊な手術によって失ってしまった組織を再生させることができます。
歯周再生手術
歯周病などで歯の周囲の組織(歯茎、骨など)を再生させる手術です。
インプラントを埋入する骨がない場合の移植手術も含まれます。
交通事故などで失った組織の審美的な回復にも応用されています。
当院では再生治療を専門とした歯科医師による歯周再生手術を行っています。
GBR法(保険適応)
骨のなくなった部分を特殊な膜でカバーし骨を再生させるスペースを作りその中に骨・または骨の代替材料を充填して骨の再生を促します。
エムドゲイン(保険外)
GBR法に特殊なタンパクを応用した方法です。
GBR法よりも高い確率で早く多くの骨が再生されます。
PRF(保険外)
血液に含まれる血小板由来の成長因子を濃縮したもので、骨や歯茎の再生を促進します。
従来のPRP法と違って、薬品等を一切使用しないので体にも安心です。
歯を抜いた穴に充填したり、骨の移植材と混ぜて使用します。
10cc程の血液が必要となります。